2019.01.24
みんな風見鶏探検隊!~風見鶏の館の楽しみ方~
1階の応接間に入ったら、先ず天井を見て下さい。
中央のシャンデリアの周りにゆるやかなラインに囲まれた照明が4個ついています。この天井照明、電球の周りに葉っぱのレリーフが飾られています。この葉っぱは何の植物をモチーフに作られているのでしょうか?
答えは、「アカンサスの葉」です。
この「アカンサス」、アールヌーヴォーのデザインとしてもちいられていますが、ヨーロッパでは、よく使われれる葉っぱです。その名前には、ギリシア語で「トゲ」と言う意味であり、ギリシャの国花です。花言葉は「芸術」「技巧」。古代ギリシャ建築の柱飾りによく装飾化され彫られていたことに由来します。そして、この「アカンサス」は館の塔についている風向計「風見鶏」の下にもついています。
では、なぜ古代ギリシャで「アカンサス」がよく使われたのでしょうか?
それは、暑さ寒さ乾燥に強く、木漏れ日程度の日当たりでも生育できることから生長力や生命力のシンボルとされていたことに由来します。
まさに、この「アカンサス」は古代から現代まで受け継がれているデザインそのものですね!
もっと知りたいあなたには、風見鶏の館三大ツアーの『アートツアー』に参加して当時のヨーロッパ流行を知り、館の魅力を感じてみましょう!